国産早生広葉樹センダンを用いた小断面製材軸組構法による空間デザイン (2024)

Space Design using Wooden Assembly Frame with Small Cross-section Timber

 

半導体関連施設が多く進出する九州で行われた展示会における空間装飾をデザインした。

半導体製造に欠かせないシリコンの結晶構造をモチーフとし、小径の木質部材で空間を構築できる構法を用いて作成した。

この装飾部材には、九州に広く自生し、成長が早く炭素貯蔵率が高い、国産早生広葉樹センダンを選択した。センダンは原木に曲がりが多いため大径・長尺材が取れず、特定用途の利用に留まっていた。本構法との組み合わせにより、国内で初めてとなるセンダンによる木質展示空間を実現した。

国産早生広葉樹の利用拡大は、早期収益化による林業の活性化と、炭素貯蔵量の拡大による脱炭素社会の実現に貢献するだろう。