よしなしごと

2011年10月17日

ずいぶん前にかいたツイートです。201010月から震災直後くらいまでを抜粋しました。


 良い平面作品は、画面上の各要素があるべき位置にきちんと収まっています。手前にあるモチーフは手前に、その後ろにあるモチーフはその後ろに.。

ここで注意しなくてはならないのは、その前後関係は透視図法のような一意的な法則で作られるものではないということです。正確な遠近法はCGを使えば簡単に実現できます。しかしCGで生成される画像は、絵画的に見ると「狂って」いることが多いのです。

 絵画的なモチーフの位置が何によって決定されるかというと、それは他のモチーフ間との対比関係によるものです。例えば、明るいものは前に暗いものは後ろ に、暖色は前に寒色は後ろに、大きいものは前に小さいものは後ろに、鋭角は前に鈍角は後ろに。隣り合った各要素との対比は数限りなくあります。

これらの組み合わせによってモチーフの画面上での位置が決定されます。それは同一平面状に置かれた色や形の違いによる、単なる錯覚でしかないのですが、良く出来た絵画は「画面上の情報だけ」で横からの断面図を描くことができます。

これは古今東西、具象抽象問わずに当てはまります。写実的な作品はモチーフの実際の位置関係を再現しようとし、抽象的な作品は絵の表面からある一定の奥行きのある仮想平面にイメージを定着させようとしています(なので横断面はただの縦線)。

 日本絵画はどうかというと、芝居の舞台に似た奥行きの短い空間に、書割のようなモチーフが置いてある状態を描いています。人物と背景の位置関係も役者と書 割の位置関係と同じ。よく日本絵画は平面的だと言われていますが、実は極度に抽象化された三次元空間を想定して描かれているのです。(2010年9月20日 03:36:34)

 

 良い作品が出来るときというのは、その作品の完成状態が最初から見えています。でも、どうしたらいいのかは自分でも分からない。エスキースで検討するのはそこに至るためのさまざまな経路。試行錯誤しているうちに完成状態が見えてくる訳ではないのです。(2010年9月26日 21:19:39 )

 

 いつの頃からか、超絶技法という売り文句を見かけるようになりました。いつから美術は、技法を見せつける表現手段になったのでしょう?

技術を否定している訳ではありません。というよりも、技術技法はあって当たり前なのに、なんでことさら強調するのかな?と素で思ってしまったのです。

 かつて(今も?)腕のたつ職人は、例えば3Dパズルのような継手仕口を極力見せないように努めました。そうした技術を見せびらかすことを良しとしない美学があったのです。

職人と美術家は違いますし、あえてそうしたケレンを前面に押し出すこともあるのでしょう。いずれにしても、ひけらかすのを躊躇するほどのウデを持ちたいものです。(2010年10月1日 00:30:45 )

 

 縄文時代の単位長は、ほぼ350mmでした。縄文尺といい、だいたい肘からグーをした手の先までの長さ。その倍数の700、1400、4200mmなどという数値も遺跡に見られます。4200を350で割ると12。縄文人は12進数を使っていた可能性があります。

 

 ソロバン自体を日常生活では見かけなくなりました。昔おばあちゃんが使っていた上段2珠のソロバンは、もっと見かけません。上段2珠のソロバンは0から 15までを表せ、16進数の計算をすることができました。ソロバンを伝えた中国の単位が16進数をもとにしていたからです。

 

一、十、百、千、……1980年の「コスモス」放送中に流れた日本IBMのCMは最高です。十進数をもとにした四桁累進の記数法は江戸時代の「塵劫記」で 整備されました。これはその後の日本人にとって大変に幸せなことでした。おかげで私達は、煩雑な桁上がりに悩まされることがなかったのです。(2010年10月8日 01:14:35 )

 

私の創作におけるバイブルは、「手塚治虫のマンガの描き方」。高校生の時に読んで、ずっとその教えを守っています。「漫画は自由で何でも描ける。ただし、強者を揶揄しても良いが、弱者を貶めてはいけない。」漫画を一般的な創作に置き換えて解釈しても成り立っています。(2010年12月11日 00:42:44 )

 

今週寝た場所。ふとん、浴槽、こたつ、こたつ、ふとん。(2011年3月11日 08:38:53 )

 

千年に一度の地震だそうです。今日は西新宿の仕事場から町田まで歩いて帰りました.。こんな時に頼りになるのは自分の二本の足。でも沿道の奥様に出していただいた熱いお茶の味は一生忘れません。人はまだまだ捨てたものでは無い!!!(2011年3月12日 05:35:10 )

 

計画停電第5グループの町田市民、恥ずかしながらネットに帰ってまいりました。ちょっとだけPCの電源を入れるのに罪悪感を感じたりして.。(2011年3月14日 19:46:00 )

 

今日も淡々と働きました。「自分に出来ること」っていうフレーズは免罪符的で嫌だけど、今のところ本当にこれくらいしか出来ないなー。(2011年3月28日 22:11:14 )

 

2011年03月27日

大震災から2週間過ぎました。

被災した皆様にはお見舞いを申し上げると共に、数多くの亡くなった方々へのお悔やみを申し上げます。

事態は刻々と変化して、思うところは限りなくあります。もっともそれは、おそらく皆様も同じだと想像します。

僕自身の被害はとても軽微なものでした。せいぜい震災当日、新宿から町田まで30km余り歩かされた程度。今は計画停電と特別編成のダイヤに体を慣らす日々です。

東日本大震災の影に隠れてしまいがちですが、長野県北部から中越にかけての強い地震も大変に気がかりです。孤立した集落もあると聞きました。続報が無いので心配です。

心配といえばもちろん、安堀雄文記念館の現状も大いに気になります。

大地の芸術祭側によれば、個々の作品の被害状況に関しては雪解けを待って調査するとのことで、安全確認が終わるまで様子見の状態です.。

一つ後悔しているのは、新潟県中越沖地震を経験していながら、展示計画に地震対策を全く考慮していなかったこと。あれだけの地震があったのだからもう当分無いだろう、そんな油断に気付けませんでした。

いずれにせよ復旧までには、相当量の補修が必要になると予想されます。

 

2011年 02月14日

ツイッターはなんだかお見せできない惨状を呈しはじめているので、トップがらバナーを外してしまいました。すみません。

メニューに「project 計画案」カテゴリーを新設しました。

これは主に、過去のコンペ提出作品等の実現しなかった計画を掲載してゆく予定です。言ってしまえば、「負けた」プロジェクトばかりです。

おそらく何かが至らなく(実際今見るとそう思う)負けるべくして負けた訳ですが、封印するのも忍びないし、自分への戒めということもあって公開することにしました。

公開するにあたって多少手を加えています。

新作なのですが、アイデア帳に走り書きとスケッチ数枚の状態で絶賛中断中。ネタ元の勉強が遅々として進まないのが原因です。

近いうちには形にしたいと思っています。

 

2010年10月6日

世人もすなるTwitterといふものを、それがしもしてみむとてするなり。(以下略)

というわけで、ツイッターを始めてみました。

サイドバーにバナーも付けました。ロゴの「t」を「ヒ」に読み違えるネタは日本人限定ですね。

始めたのはいいのですが、iPhoneのような端末を持っていない身では、全然ツイッターらしいリアルタイムな使い方が出来ていません。夜ごとの繰言日記になってしまい、ツイッターの間違った?紹介、「ミニブログ」になっています。

そうなると此処とどう使い分けるかが微妙になってきます。

とりあえず140字以上の文章や感想はこっちに書くことにします。

 

2010年8月6日

これまで「News」となっていたメニューを「よしなしごと」へと変更しました。

トップページの「Topics」と内容が重複し、紛らわしかったからです。

かといって「日記」と高らかに宣言してしまうほど頻繁に更新する訳ではないので、こんなタイトルに落ち着きました。たわいない話の置き場です。

 

7月31日に妻有へ行ってまいりました。

前回の書き込みのとおり、展示品のメンテナンスと破損部分の修理を行う予定で、一気に仕上げるべく鼻息荒く到着。

‥‥したものの、いつの間にか入り口の鍵が変わっていて入れません。松代の事務局まで鍵を借りに行くことに。往復1時間。

自宅から4時間のドライブ後に、この移動は応えました。

肝心の修理ですが、門扉カラクリの破損部分は、こちらもいつの間にか直っていました。

こんなこともあろうかと自律判断アルゴリズムによる自己修復機能を装備していた、訳ではありません。

作家がいつまでも放置しているのに痺れを切らした、地元の管理の方か事務局が手配して下さったようです。

 

本当にありがとうございました。というか、こんなへたれ作家で申し訳ありません。

おかげで同じく懸案だった、苔玉作品の修理に注力することができました。久しぶりにきれいになっています。

 

2010年7月29日

大地の祭の開催にあわせ、植物を利用した展示の復活と不具合箇所の応急処置を行います。

苔玉は新規に作成したものと置き換え、朝顔も新しい苗に植え替える予定です。

また襖カラクリの展示が、経年による破損でレールが外れやすくなっています。

応急処置するのですが、基本的には観覧者にそっと扱ってもらうことで対応することになります。

いずれにせよ、遠からず根本的に修理しなければいけないと思っています。

 

今回植え替えた朝顔達は会期中成長を続け、8月の終わり頃には天井に届く位にまで育っているはずです。

そのとき彼らはどんな花を咲かせ、どんな卦を立てているのでしょうか。

 

2010年4月20日

安堀雄文記念館の公開が5月1日から始まります。

 

安堀雄文記念館 (十日町市上新田 旧上新田公民館2F)

開館日:土日祝日、開館時間:10時~17時

 

管理が常駐せず植物を使用した展示の維持ができないため、苔玉と朝顔が枯れたままになっています。

その他の展示は通常通りです。

 

2010年4月5日

ほぼ1年ぶりの更新です。

すでに気付いている方もいらっしゃるようなのですが、先日より2005年以前の作品ページをアップしていました。

本日でほぼ完了です。

あと、二進算盤の計算手順(PDF)も追加しています。

一応この手順に従えば、二進数の四則演算を実際に行えるはずです。

併せてご覧いただけたらと思います。

 

2009年4月22日

HP暫定公開はじめました。